山には 木があって 森がある

水があって 川がある

そして 山には 思い出があって あの時の風景がある

ふと見る景色の中には いつも 山がある

 

少し前まで 私の見上げた先にはいつも 耳納(みのう)の山が見えていた

それは 子どもたちが せっせと 砂場でお山を作って出来上がった裏山のようだった

庭のむこう側にある 畑から石段を登っていけばすぐのところに とっぺんが見えるような山だった

耳納の山は 人と山が近くに感じられる山だった

 

いま ふと見上げるずっと先には 背振の山々が広がっている

それは 子どもたちの作った砂山のようではなく

庭のむこう側からすぐのところに見えるような山でもない

にこやかに 手を差し伸べてくれるような 山でももちろんない

けれども 毎朝起きたら 私が必ず目にする風景の一部なのである

 

この山は 毎朝静かに 「おはよう」とだけ言ってくれる

私も 「おはよう」とだけ言って返し その日がまた始まる

 

4月からの生徒さん募集中

こんにちは。

日めくりカレンダーを素早くめくり続けているような感覚になることが多いこの頃です。時の流れの速いこと!2月も後半ですね。

さて、Autumn では下記の曜日・時間帯で通学可能な生徒さんを新たに募集中です。

毎週
水曜日:10時~11時半

もしくは、

金曜日:14時~15時半

実際の授業では、英文法を学びながら英文を読んだり書いたりすることを大切に考えています。ですから毎週の宿題もそれなりにやってきてもらう必要があります。
同時に日々のみなさんの暮らしの中で生まれてくる思いなども英語でおしゃべりしたり表現する時間も大切にしています。こちらができるようになるために少し大変だなと思うような課題もあるかもしれません。
もう一度英語を勉強してみたいと思われている方、Autumn にご連絡ください。
初回は体験レッスンを受講下さい。こちらは無料です。

よろしくお願いします。

 

 

 

英作文の課題

英作文の課題は生徒さんの理解度を見る最良の判断材料だと思います。
先日生徒さんたちと観に行った映画についての話をするのに私の方で復習プリントを作ってみました。質問を列挙してそれらを解きながら映画の内容を思い出してもらいそれぞれに感じたことなどを英語で言ってもらおうと思ったからです。
質問文を理解してそれらに答えるというのは容易なことではありません。ですから予め生徒さんたちにはプリントを渡して宿題で解いてきてもらうことにしました。先ほど来られた生徒さんが、「難しかったです。言いたいことは色々とあるのだけれどそれらをどう英文にしてよいのかがわかりませんでした。」とおっしゃりながら見せて下さった英作文を見てみました。すると名詞が列挙されていて文章になっていないことがわかりました。この生徒さんが何を伝えたかったのかを日本語で説明してもらいそれらを一緒に文章に組み立てていく作業をしました。このような作業をしていると90分でも時間が足りないほどだと感じます。主語があって動詞があってそれらに続く目的語があったりなかったり。
そのような作業をしながらこの生徒さんとは今後英文を読む時間を増やしていくことにしました。
同じレベルの英文法テキストを使っている生徒さんであっても自分自身で表現する場になると差異がはっきりとでてくるのです。
英文法は、木で例えると幹の部分、そしてその幹から分かれた枝が構文の知識や単語の適切な使い方なのだと思います。生徒さんの“幹”の部分と“枝”の部分を確実に太くそして強くしていきたいものです。

卒業、そして新たな出会い

春は出会いと別れの季節ですね。新年度が近いこともあり今月はAutumn にも出入りがある月となっています。二人は、小学生の男の子たち。そしてもう一人は高校2年生の男の子です。この今度高校3年生になる学生さんは、Autumn で1年間学んで下さいました。お互い大学受験まで一緒に勉強するつもりでおりましたが、生徒さんの学校の終業時間と私の家庭教師の受け入れ可能な時間が合わず通常レッスンは終わることになりました。一年をかけて2冊の文法問題集を解きながら自作の単語テストを毎週解いてもらいました。本当に淡々とその繰り返しの日々でした。彼は佐賀市内の進学校に通われているため膨大な学校の課題に追われる日々です。その上練習の厳しい弓道部に所属していることもあって疲れていることもしばしば。それでも私の課す課題と英単語のテストは毎回こなしていました。
個別指導でやっていると相乗効果が生まれやすいのです。K君が頑張っているから私も!逆も然りです。各章の最後に付いている英文解釈の文章を解きながら二人で眉間に皺を寄せることが何と多かったことか。大学受験用の英文は長く(特に主語が!)、それらを直訳しただけでは意味がわかりません。「一体この人は何を言いたいのだろうかね。」などど言いながら二人でこなれた文章となるように話し合うことも多かったです。
彼の課題は英単語を強化すること。基本単語から着実に増やして大学でも沢山の本が読めるように入試レベルの単語も今のうちに自分のものになるように頑張ってほしいと思います。K君の大好きな数学書が原書で読めることをイメージしたら少しやる気も上がるのではないかと思います。夏休みにまた会えるのを楽しみにしていますね。
さて、来週から新たに大人の生徒さんが入会してくださることになりました。この方は、基礎はひととおり学ばれているようなのでAutumn で使っている文法書のレベル2を使用することにしています。Autumn を選んで下さった理由が、講師が日本人だということ。これはとてもうれしかった。英語が母国語ではないもの同士だからこそ切磋琢磨できる部分もあるのだと意気込みを新たにしているところです。
語学の勉強は楽しいことばかりではないかもしれません。時には苦しいと感じることもあるはずです。(私もそうです。)けれども、その学ぶ過程も大切にしながらぜひ継続して学習ください。共に頑張っていきましょう。

赤を塗りかえる

怒りと憎悪に満ちた赤

この赤い衣をいつも身にまとって生きてきた

棘があることも気付かずに

ある時、同じように赤い衣を着ている異邦人と出逢った
その人は鞄の中にたくさんの赤い実を持ち歩いていた
周囲を見る様子もなく ただひたすらに真っ直ぐ速足で歩いていた

私はその赤い実が欲しくてたまらなくなった
いつの間にか走りながらその男を追いかけていた
赤い実がたくさん入ったその鞄を持った異邦人を

「私にも少しだけあなたの赤い実を分けてくれませんか」
私は息を切らしながらその男に言った

けれども、彼は何も答えてはくれなかった
人に分けるようなものではないと言わんばかりに私をじろりと見て再び速足で歩き始めた

「……どうか待ってください あなたのその赤い実がどうしても欲しいのです
煎じて飲めば私の着ている赤い衣は美しくなるはずです あなたの衣のように
私にはあなたの持っている赤い実が必要なのです
どうか 一粒だけ分けてくれませんか」

風が吹き 小さな青い箱が舞い降りてきた

するといつの間にか赤い衣の異邦人は消えていた

私は嬉しさと興奮のあまり 青い箱に入っていた赤い実を煎じずに食べてしまった

 

映画:『ミス・シェパードをお手本に』

おはようございます。昨日からとても冷え込んでいますね。みなさんお元気ですか。

先日から同じ映画を生徒さんと一緒に観に行きました。イギリスの映画で『ミス・シェパードをお手本に』という作品です。(原題は、The Lady in the Van (2015))一度見てとても気に入ったのでまた別の生徒さんと一緒に2回目を観に行ったのです。
映画を観ながら英語が実際に話されている文脈を体感してもらい、楽しみながらこれからも英語を学んでいってもらえたらと思いました。当たり前のことなのですが、言葉というのは、毎日の暮らしの中で生きているものなんだと改めて感じたところです。普段のレッスンでは、英文法を中心に教えているので、それらがちゃんと生きた言葉として様々な場面の“セリフ”として使われていきますように!そう強く思ったところです。映画を観た後に自分の役割を再確認することができました。
冒頭の字幕で”A Mostly True Story”(ほとんど真実の物語)と出てきます。物語はイギリスの劇作家ベネットがロンドンのカムデンという街に家を購入し引っ越してくるところから始まります。彼の近所の路上にはミス・シェパードという高齢の女性がバンに乗って暮らしていたのです。二人の15年にわたる交流と彼らのご近所さんたちとの日々が描かれています。ベネットとミス・シェパードの距離感が絶妙なんです。佐賀のシアター・シエマで上映中です。

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