春に向けて

先日、うきはの友人たちが球根の買い物に行ったそうだ。この話を聞いた時「来春に向けての球根植えの準備のことかな?秋から準備かあ。そうか、もうそんな季節か。」そう思った。
冬の間土の中で過ごす球根たちは寒い冬が来る前に土の中に入って春の準備を始めていなければならない。だから決して早くはないのだ。なるほど。
一人でしみじみと納得していたら仕事のことで一つの考えが頭に浮かんだ。
Autumn、3年目は佐賀市内でも教室を始めてみてはどうか。
そう思ったらある方の顔が浮かんだ。Mr. Kumashiro…
そう、神代さん。
「そうだ、神代さんに相談してみよう。」
久しぶりにお会いしたい気持ちもあってすぐに神代さんに電話をかけた。
この神代さんというのは佐賀市内にある老舗の眼鏡屋さんで昨年、創業150年を迎えられた。お店は佐賀駅から南に向かって通っている並木通り沿いに在っていつもご主人とお母さん、そして奥さんが温かく出迎えてくださる。佐賀市内に行ったら立ち寄りたくなる場所だ。
市内で教室ができる場所……今日は、奥さんとお母さんも眼鏡を拭きながら一緒に考えて下さった。色々な場所をいくつも挙げてもらったが、今日はご主人のお薦めの同じ並木通り沿いに在るFINDER さんというお店に案内してもらうことになった。この場所は写真好きの人が集まる場所で店内で珈琲も飲めるようになっている。
沢山の年代物のカメラを眺めながら、神代さん、FINDER のご主人と三人での座談会はとても楽しかった。日常のひとコマとしてひと息つける時間だった。FINDER のご主人平片さんは会話の間が心地良い人だった。
そして佐賀教室の話。なんとFINDER さんのスペースでAutumn のレッスンをさせてもらえることになった。具体的な話はこれからひとつずつ決めていかれたらと思っている。
来春に向けて、そしてこれからのAutumn にむけての種まき。神代さんと一緒に球根を植えたような気持ちになった。
FINDER さんから見た佐賀の街はいつもと変わらず動いていた。9月29日佐賀市快晴

追伸:神代さん、平片さん、ありがとうございました。

おじいさんのうた

食べんしゃい

おじいさんは今日も突然やってきた
いつもの足音
縁側のところで声がする

「かぼちゃ 太かつがある ちょっときんしゃい」

我が家の隣はおじいさんの車置き場
車の中にはおじいさんの畑で採れた野菜が数種類
“はじめまして”
えびすかぼちゃ なすび きゅうり

「こん かぼちゃは えらいうまか
肉と炊いたら ころっとうまか
天ぷらにしたってよかし
食べんしゃい」

そう言って私に持っていけと目で合図した

なすびはちょっと硬そうだけど 食べてみよう
そう思いながら私は野菜たちを運んで縁側に置いた
どさっ

もらったそのかぼちゃをじっと眺めていたらまたすぐにおじいさんはやって来た

「麦茶を一杯飲ませんかい」

湯呑のお茶は一気になくなった
そうしておじいさんは少し話したら さよならも言わずに帰って行った

おじいさんの家の玄関には黒猫が一匹
主人の帰りを待っていた

“食べんしゃい”

私の中でおじいさんのこのことばが繰り返し響いていた

2年が経って

今月でAutumn を始めて2年が経ちました。始めて数か月の頃はどんなふうに生徒さんを増やしていこうかと焦っていた時もありましたが、色々なところにリーフレットを置かせてもらい一人、そしてまた一人と入会される方が現れて少しずつ教室をかたちにしていくことの喜びをかみしめる日々でした。そんな自分はまるで鶏のひなが孵るのをじっと待っているかのようで生徒さんとの歩みを共にしながら学びの場を作っていった日々でもありました。このことはこれからも変わらないAutumn のスタイルなのだと感じています。
これまで通って来てくださった方々、そしてAutumn に関わって下さっている方々、皆さん本当にありがとうございます。

これからも英語というひとつのものを学び続けることの苦労、喜び、そして楽しさを生徒さんとたくさん味わっていきたいです。
Autumn という学び舎をみなさんと育てていかれますように。これからもどうぞよろしくお願いします。

秋、あき、Autumn

こんにちは。
そして、しばらくです。

目に映るものたちが秋の衣をまとっていて待ちわびた季節が今年もやってきました。
みなさんお元気ですか。

気持ちがしっとりと落ち着いてきて悠かなる時の流れと一体になれる。
私にとって秋はそんな特別な時間が流れています。

先月末から神埼市での新たな生活が始まりました。
娘のあきちゃんと愛猫と私、この二人と一匹の暮らしが最近、ようやく馴染んできたところです。
近所の仁比山神社には二日に一度は行けるようになり、お猿の石像さんたちに気軽に会いに行けるようになりました。
車を停めて50段位階段を上り下りして水を汲む。これが今の私たちの大切な一部になりました。
水タンクの数はその日によって違いますが、実家の分と我が家の分がたまって沢山の量の水を汲む必要がある時などは、自ずと娘の声援が加わります。
「がんばれ まーま、がんばれ まーま。」
あきちゃんの声が境内に響き渡ります。

実は、今回の引っ越しを考えた時、今の家以外どこにも他を見に行きませんでした。
毎週一回水汲みに訪れていた神社の近くに住めないものかと近辺の集落を歩いてみたところ、なんと“貸家”のプレートと旗の付いた小さな家を見つけたのでした。
「もう これは今だ!引っ越しのタイミングを逃してはならない。」
そう感じてすぐにその不動産屋さんに連絡をして数日後に内覧をさせてもらったのです。
最初に見学に行ったのは5月だったので、私の仕事の都合で3か月も先の入居希望の私たちを受け入れて下さった不動産屋さんにはとても感謝しています。
仁比山神社のお水がきっかけで実現した今回の引っ越しには不思議なご縁を感じているのです。

今日は年に二回の集落のお彼岸親睦会に行って来ます。近くの温泉施設に集まり同じ集落の人たちと一緒にお昼ご飯を食べるとのこと。その席で班長さんが私たちのことを紹介して下さるということで娘ととても楽しみにしています。きっといつものようにまた彼女が音頭をとってくれるに違いありません。
「とすから ひっこしてきました。よろしくおねがいします。」
ここ数日、あきちゃんは紹介のことばを練習していました(笑)。
賑やかな集まりが大好きな彼女のことなのでたくさんおしゃべりをして走り回ってくるのだと思います。

Top