お盆休みとぶどう

立秋を過ぎても相変わらず残暑は厳しいですが、みなさんお元気にお過ごしですか。
自然界では着々と秋の準備が進められていて移りゆく風景の瞬間が愛おしいと感じる日々です。
栗の木を近所でよく見かけますが、いつの間にか緑のゲジゲジが堂々と姿を現していました。
毎日「暑いなあ。暑いなあ。」と、私たち人間が言っている間も自然界の植物や動物たちは淡々と前を向いて歩いていて次の季節の準備を整えているのです。

今日はお盆休みの初日。あきちゃんを連れて大牟田の祖母の家に行ってきました。先週92歳になった祖母は曾孫との時間をいつも楽しみにしてくれています。自宅用で作っている巨峰が食べ頃で今日は大きな段ボール2箱分も持ち帰って来ました。叔父と祖母の合作の巨峰。物心ついた頃から私はこの巨峰と毎夏を過ごしてきました。祖父がまだ生きていた頃は市場にも出すほどの量を作っていたので私たち親戚一同が揃って葡萄の収穫を手伝っていました。納屋に皆で集って箱詰め作業をしていた頃がとても懐かしく思い出されます。だから葡萄は私たち家族にとって特別な思い出が詰まっている果物なのです。
現在は祖母と叔父とで栽培できる量に縮小して自宅の裏にだけ作っています。今年も無事に収穫出来たことを一番喜んでいるのは祖母と亡くなった祖父なのだろうと思います。
家族のかたちは変わっても共に時を紡いだという記憶はそれぞれの心に刻み込まれているはずです。祖母が年をとってきたのでいつまでこの葡萄栽培を続けていかれるかわかりませんが、彼女の思いを大切にしていきたいと思ったお盆休みとなりました。

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