楽しくことばを増やしていく

「ジートン、ジートン、ジージートン」

ここ数日娘がよく口ずさむ音。最初に聞いた時、不思議に思いました。どうしてこんなに面白い音を何度も声に出すのだろうかと。しかもとても楽しそうに!

自分の記憶をたどってみてようやくわかりました。彼女がどこでその音を学んだのかということが。

少し前に借りてきた絵本『げんきなマドレーヌ』(ルドウィッヒ・ベーメルマンス作、瀬田貞二訳 福音館書店)の中に出てくる音でした。それは、旧式の電話をかける時に発せられる音です。主人公の女の子マドレーヌが盲腸炎になり、電話でお医者さんを呼ぶのです。その時にこの音が登場してきます。

現代では、“プルルーン プルルーン”という方が私たちの世代にはなじみ深い電話の音かと。けれども、普段聞かないリズミカルな音を3歳の娘が発していると新鮮でその出所を探ってみたいなと思いました。

何度も口に出して言う音ならばきっと彼女の中に印象深く残っているのでしょう。前述のテンポのよいベーメルマンスのストーリーと共に彼女のことばの引き出しに入っている音だと思います。このようにして口ずさむほどに楽しくことばを覚えていけたら理想的だなと思います。

昨日日曜日の午後、久しぶりに二人で散歩をしました。手をつないで“ジートン ジートン ジージートン”とステップを踏みながら。

Top