京都・大阪の旅(2話)

さて、京都駅から地下鉄とバスに乗って40分ほどで下鴨神社に到着。雨の中の観光でしたのでのんびりと欲張らずに楽しむことにしました。神社の境内に入る前に見つけた焼き餅屋さんでお茶をすることに。小さなお店ながらも暖簾がとても立派で存在感を放っていたからです。雨が降り続く古都の町並みをガラス越しに眺めながらいただくお茶とお菓子は格別でした。憧れの京都に来られたのだな~としみじみと思ったところでした。

焼き餅屋さんの女将さんにさよならを言って、いよいよ下鴨神社へ。雨が降っていたにもかかわらず参拝者で賑わっていました。着物姿の人たちもちらほら。さすが京都ですね!境内は梅が満開に近いほど咲いていました。本殿に向かうはずでしたが、娘の靴がびしょぬれになってしまい寒そうにしていたので観光はここでおしまい。東山の民宿、古梅川に向かうことにしました。雨が強く降り始めたのでタクシーに乗ろうと思ったのですが...再びここで第二関門が待ち受けていました。娘がくたびれてしまいこれ以上歩くことができなくなった様子。履いているブーツがびしょ濡れになっていてとっても寒そう。傘をさして娘をおんぶしながら下鴨神社を出て歩き始めました。どこかでタクシーをすぐに拾えるだろうという甘い考えのもとに...何台か通るタクシー。けれども、全て先客有りの状態で過ぎ去って行きます。15分位歩いたときバス通りに出ました。コンビニが見えたので中に入って、タクシー会社に電話してもらうことにしました。店員さんが何度かタクシー会社にダイアルしてくれたのですが、全く繋がらず。

「雨の時はいつも繋がらんのやわ~。どこも混みあっててなあ。」

別の方法を聞いて近くのバス停からバスに乗ることにしました。地下鉄東西線の三条京阪までバスで行き、そこから地下鉄で一駅。そうすれば今夜の宿に行けます。もうひとふんばり!半分眠たそうな娘をおんぶしながらコンビニから数分のバス停まで歩きました。タイミングよくバスが来たのでほっとして乗り込みました。バスの座席に腰を降ろすやいなや娘は眠ってしまいました。本当に疲れていたのでしょうね。私と二人だけで知らない土地を歩き気が張っていたのだろうなと思います。

この小さい頑張り屋さんの相棒と一緒に古梅川に着いたのはちょうど5時頃だったでしょうか。

(ガラガラ~)玄関を開くと、懐かしい雰囲気☆

やっちゃんこと古梅川のオーナーさん、康則さんと女将さんの千鶴子さんが奥から登場。

「あきちゃん、大きなったなあ!久しぶりやなあ。」

このお二人の柔らかい京ことばと温かな笑顔でさっきまでの疲れは一気に吹き飛びました。

前回、ここに滞在したのは秋子が2歳になったばかりの時。3泊させてもらい随分とお世話になりました。私が最初に旅行前から風邪をひいており、それが滞在中に娘にも移ってしまったのでした。帰る前の前日に一番酷くなり、お二人に色々と看病を手伝ってもらったのです。

今回も秋子はやっちゃんにべったり。あるお客さんは、秋子が民宿の子どもだと思っていらっしゃったようです。母親はそばに居りますよ(笑)。私が一人旅の客だと思われていたのでしょうか。

女将さんの手料理を康則さんと秋子と三人で食べすっかり気持ちが和みました。

古梅川は、始められて今年で40年だそう。現在のオーナーさんは二代目。千鶴子さんが旦那さんと始められた宿なのですが、5年ほど前に旦那さんがお亡くなりになり、現在は千鶴子さんと息子さんの康則さんが親子で切り盛りされています。お二人の人柄に魅かれてリピートするお客さんがとても多い宿です。京都に滞在される時はぜひ!

また、今月から康則さんがオープンされた離れ(コウメノハナレ)。ここは、古梅川から徒歩数分のところにある一組限定のお宿です。家族やグループで貸切で利用できるのが魅力です。

とってもお忙しい日々だと思いますが、この日は深夜までおしゃべりに夢中になりました。康則さんの仕事に対する熱意を直に感じることができ、私自身とても刺激になりました。

康則さん、千鶴子さん、今回も本当にお世話になりました。どうぞお身体に気をつけてお過ごしくださいね。

さて、私たちはこの後大阪に向かいます。11時にホテルマンの洋佑君と大阪駅で待ち合わせです。つづく。

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