赤を愛でる

秋の日の午後

母とふたり花やに出かけた

花のある暮らしに憧れていた私

近所に買いに行けるお花やさんがあればと思っていた

 

このまちに引っ越して数ヶ月 夏が終わり秋がおとずれる

ある日 駅前通りに小さなお花やさんを見つけた

生花はたくさん置いていない

けれども 店主のおねえさんが選んだ珍しい季節のお花たちが少しずつならんでいる

これまでお店に並んでいたであろうお花たちがたくさん天井から吊り下げられている

それは かつてそれぞれの“華”の時期に活躍した ドライフラワーたち

今では お店がシックな装いとなるように引き立てているかのようだ

 

店主のおねえさんは赤い服を着ていることが多い

今日はカラスウリが赤くなった時の色と同じようなセーターだった

置いてある生花も赤が多い 朱色 臙脂 真紅

お花を買ったら姫りんごと松ぼっくりを付けてくれた

 

花屋を出て 公園を通り駐車場に向かう

母が言った

「あのお姉さんヨーロッパの娘さんみたいな人だね。赤い服がとても似合っていたね。」

 

気軽に行けるお花やさんが見つかってとても嬉しいです。

このお店は鳥栖駅から西側に真っ直ぐ通っている本通り沿いに面しています。

お店の名前は アトリエ・ボア です。

中央公園の近くにあります。よかったら。

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