紫陽花の季節に

毎日同じ道を通っていても見える景色は少しずつ違うものです。

ここ最近、とりわけその美しさが際立っている紫陽花たち。
気温が高くなり雨の多い5月でしたが、紫陽花たちは天に向かってのびやかに時を刻んでいるのです。

来月でうきはから鳥栖に越して一年になります。友人の家から分けてもらった紫陽花を引っ越し間際のうきはの家に飾り、引っ越す時も大切に持ってきたことを思い出しました。あれは、空色の紫陽花でした。
荷物が片付いていない部屋に花を飾るスペースだけを確保していつまでも愛おしく眺めていた日々のことが懐かしく思い出されます。長持ちするようにお水を替えて毎朝お花にお水をかけていました。随分長く持ちましたが、ついに枯れてしまった時、うきはで過ごした日々がこれで終わってしまったように感じとても寂しくなった自分がいました。そしてそれから数ヶ月はホームシックの状態が続きました。

その後、夏が過ぎて秋が来てAutumnを始めました。いつの間にか鳥栖のまちが自分の日常の景色となりホームシックではなくなっていました。
それからは日々慌ただしく過ぎていき、再びこの紫陽花の季節になっていたのです。

このまちに引っ越してきたからこそ出逢えた人たちが本当にたくさんいて新たなご縁に感謝の気持ちで一杯です。

この春からライターのお仕事をさせていただくことになりました。これも不思議なご縁だと思います。
そして自分自身のコミュニケーション方法は“書く”ということで自分らしさを表現できるのだということも。

紫陽花たちを見ていると風とひとつになっているかのよう。

私自身もそうありたい。改めてそう感じた5月最後の日曜日でした。

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