言葉を覚える

あと数日で4歳になろうとしている娘、あきちゃん。普段の暮らしの中で新しい言葉を自分のものにしようとしています。

先日あきちゃんとうどん屋さんに入った時のこと。
そのうどん屋さんは西鉄久留米駅ビルの二階にあります。窓際の席に座ると駅前の通りを眺めることができるのです。
私たちは窓際の席に座りうどんが来るまで駅前の景色を眺めていました。
私が、「ここは眺めが良いね~。」と言うと、早速あきちゃんが
「ナガメ ってなあに?」とたずねてきました。
「ナガメ っていうのはね、見えるもの ってことだよ。たとえば、ここに座ってあきちゃんには何がみえるかな?」

「あのね ケイサツのおうちが見えるよ。」

「そうだね そう ケイサツのおうちがあるね。ケイサツのおうちのことをコウバンって言うんだよ。」

「コ ウ バ ン?」
「そう、交番。じゃあ、他に何が見えるかな?」

「えっと バス バスがいっぱいとまっているよ。」......

こんな具合に会話をしながら彼女は新しい単語を会話の中や様々な状況の中で聞いて感じて学んでいるのです。彼女の脳は新しいスポンジのように何でも吸収していきます。

あきちゃんの言葉を覚える過程と外国語のそれも同じです。
先週、英検1級対策クラスで特別ゲストに出くわして有意義な時間を過ごすことができました。
毎週、その方のお宅に訪問して英単語テストをするのですが、ちょうどその日は、その生徒さんのカナダからのお友達が二人滞在中だったので単語テストの後、普段のお二人の暮らしの中で使う単語はどれか聞いてみることにしました。
実のところ長い長い英単語テストを作っている私自身が、それらの単語をほとんど知らないからです。知っている単語があったとしても何かで読んだことがあるとかニュース番組で聞いたことがあるとかいうようなものです。
例えば、“~を増やす”という意味の単語をテストしたくて、例文で
In order to( augment )my income, I work several part-time jobs.
の中のaugment という単語は、彼らの日常生活の中ではboost という単語で使うと教えてくれました。なるほど、boost なら私も聞いたことがあるしインプットのある単語です。同じ意味なのですが、“聞くか聞かないか”、“使うか使わないか” で判断するとboost の方がよく聞くし使うということでした。そうでなければ記憶に残りませんね。
実際にその言葉を使って生活をしているネイティブスピーカーから直接英単語の説明を受けられて本当に貴重な時間を過ごすことができました。
言葉は生きものと同じ。実際の暮らしの中で言葉を習得していくことが自然なかたちです。
Autumn のレッスンでも大人のクラスでは、より日常会話にフォーカスしたレッスンを行っていきたいと思います。そのための文法であり英単語なのです。そんな言葉たちをたくさん散りばめられるようなレッスン作りをしていきたいです。

 

 

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