きらきらひかる、あいうえお

このごろあきちゃんは文字を覚えたいという欲求が強くなってきています。
保育園のクラスメートで仲良しの女の子、さなちゃんの“さ”、それからまおちゃんの“ま”というように頭文字を声に出して言いながら何度も何度もクレヨンで描いています。昨日も保育園で描いたクレヨンの“作品”(毎日のように持ち帰ってきます)には、紫色で描かれたムカデと三角の中に十字架が描いてあるテントのようなもの(こちらは何を描いたのか不明です)、そしてとても濃く塗られた複数のカラフルな丸。その個性的な浮遊物の中にオレンジで“さ”が浮かんでいるのです。一文字だけが絵の真ん中あたりに付け加えられているせいかその作品がより不思議な雰囲気を醸し出しているように見えます。絵のパーツがそれぞれに何を意味しているのかはあえて聞かずにいる方が想像がふくらみ様々な解釈ができます。
娘の成長と共に絵の描き方が変化していくので本当に今だけの作品なのです。数か月前までは保育園から持ち帰る絵は顔ばかりでした。丸の中に目と口があるだけの宇宙人のようなイラストです。それが今では顔ではないものを色々と描くようになっています。
絵本を読んであげるときにもあきちゃんは熱心に文字を追っていることがあります。タイトルを読むときに自分の知っているひらがなが含まれていたら必ず「これ“あ”?」とか、タイトルだけを真似してゆっくりと繰り返して読んだりしています。
主体的に楽しみながら文字を覚えていくとき、いつの間にか冬の星たちがあきちゃんの目の中で光を放ち始めるのです。そのきらめきは同時に笑顔も運んできます。

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