今朝のひとコマ

今朝のあきちゃんとの会話:

“ママ:「あきちゃん、遅刻するよ!はやく、はやく。」ママは声を荒げて免許証の入ったバッグを準備してコートを羽織りました。
あきちゃん:「目玉焼きが食べたかったのに。もう。なんで。」
ママ:「今日は遅いんだから明日。おにぎり握ったから車の中で食べよう。さあ、急いで!」
ママはどこからこんな声が出るのでしょうね。今朝はいつになくママの声は低くて無駄に台所じゅう響いていました。

おにぎりの入ったタッパ―を大事そうに持って車に乗り込んだあきちゃん。外を眺めながら塩おにぎりを口に運び始めました。
(もぐもぐもぐ……)
あきちゃん:「まま、みて、そのトラック。キャベツがたくさんだよ。」
交差点のところで隣の車線に停まっていたトラックがキャベツをコンテナにたくさん積んでいました。何百個あったでしょうか。
ママ:「本当だね。たっくさんだね。」
あきちゃん:「ね、おもしろいね。」
そう言ってあきちゃんとママは笑いました。
朝のせわしなさで二人の中に張り詰めていた空気が柔らかくほどけていった瞬間でした。”

先ほど玄関のところを掃除しようと居間から玄関に出た瞬間、飾っている水仙の香りにふわっと包まれました。ここ数日気温が一気に下がって空気がきんと冷えていますね。そのせいで植物たちのささやきが聞こえてくるかのごとく空気が細やかに感じられました。空気の微粒子と植物たちのハミングが溶け合っているかのよう。
そんなことを感じながら日常の美しさをかみしめていました。

 

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