金魚草

先ほど、8時過ぎ。保育園にあきちゃんを送りに行ったとき、久しぶりにみらい(保育園の猫)を見かけた。誰かに入り口の扉を開けてほしいようで人が来るのを待っていたのである。今朝は冷え込んでいて水たまりやバケツの中には氷が張っているほどである。そんな朝だから、みらいはまあるく縮こまっていてかなりの猫背になっていた。
門の向こうがわへあきちゃんが入るが先か、みらいが入るが先だったか。ほぼ同時に彼らに「行ってらっしゃい」と言いながら見送ってきたところだ。
きっと今頃は暖かい部屋に入って子どもたちの傍で体を温めているにちがいない。

先週の大寒前後から厳しい寒さが続いているけれど、気持ちはぬくぬくと温かい。会いたかった人や懐かしい人たちとの再会が続きおしゃべりに花が咲いた。それぞれの人たちの持つ変わらない空気感を味わい楽しませてもらった。
朗らかな気持ちが膨らんで自分の花選びにもそれが表れているようだ。
一週間前からピンクの金魚草を二本、玄関に飾っている。こんな大ぶりの花を飾るのは初めてでとても大胆なことだと自分でも驚いている。長く伸びた茎の先端に大きな花たちがたくさん付いていてとっても賑やかな花なのである。花言葉を調べてみたら、納得した。花の様子が口をぱくぱくさせて話しているようにみえるところから、“おしゃべり”“でしゃばり”といった意味があるそうだ。

昨夕、活けている金魚草の1本がくたりとしていた。短めに切って小さなガラス瓶に活けて家庭教師に出かけた。数時間後に戻ったときは背筋がぴいんと伸びたように生き返っており、丈が短くなってこじんまりとした風貌の中にもかしましさがしっかりと残っていた。
「おかえりなさい。このとおり元気になりましたよ。」
そんなふうに彼女は言っているように見えた。
冬はやはり好きな季節だなと思う。寒さの中に「温かさ」が散りばめられているからだ。

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