お茶の時間に

最近Autumn でちょっとお茶を飲んで行かれる人たちが増えてきました。いつ誰が訪ねて来られても楽しくお茶ができるように教室の奥にある物置に少しお茶菓子を置くようになりました。
基本はレッスンの場所ですが、時にお茶どころになることもあるのです。

先日、熊本の南関町から素敵なご夫婦が訪ねて来られました。今日はそのことについて書きます。
小柄なお二人は、ユタカさん・リエさんとおっしゃいます。この帽子の似合う可愛いご夫婦は、南関町にある大津山阿蘇神社の参道沿いの古民家で小さなカフェをされているのです。お店の名前はcafe 3と言います。カフェと言ってもユタカさんの作られるお料理はいつもぴりっと格好良くてお酒が飲みたくなるようなしっかりと濃厚な味なのです。美味しそうなグラスワインがメニューに載っていていつか(!)ワインと共に定番のトマトパスタを食べられる日を思い描いています(笑)。パスタの他にはピザ、そしてエスニックなカレーが食べられます。また、リエさんの焼かれるお菓子やじっくりと煮詰められた生姜シロップ入りのジンジャーエールも美味しいのです。お料理を引き立てているような控えめな存在なのですが、とても丁寧に作られていて大切に味わいたいデザートたちです。お二人そのもののようです。
ユタカさんとリエさんご夫婦は福岡市内や鳥栖に買い出しで来られることがあるそうで、今回はそのついでにAutumn に寄ってくださったのでした。お店をされて5年。これまでお二人で試行錯誤をされながらあのメニューを作り続けてこられた日々だったのだろうと。お客には見えない時間の濃密さがさり気なく表現されているように感じられる場所です。あの初めからあるトマトパスタもお芋のタルトもみんな私たちの知らないところで繰り返し作られて今の味が誕生したのだろうし、これからもずっと進化していかれるのだと思います。私自身外食は滅多にしませんが、cafe 3さんは高速に乗ってでも食べに行きたくなる小さなレストランです。(勝手にレストランと呼んでいます。)
この南関町は、北原白秋のお母さんの実家があったところとしてご存知の方もいらっしゃるのではないかでしょうか。白秋は南関のおばあさんのお家がとても好きでよく訪れていたそうです。実はこの南関町は私の祖母が生まれ育った場所でもあるんです。だから私にとっては少し土地勘があるところ。観光地のような派手な雰囲気はありません。気候が温暖でお日様の光が町全体に柔らかくあたっているのがとても印象的な場所です。白秋が好きだった場所というのも頷ける気がします。
晴れた日にまたお二人に会いに南関へ行こうと思います。
ユタカさん、リエさん、ありがとうございました。

 

Top