菜の花の香りに包まれて

みなさん、こんにちは。久しぶりにジャーナルを書いています。
昨夜から家じゅうに菜の花の香りがふんわりと広がっているんです。
この数週間忙しなく日々が過ぎていきいつもどおりの日々から遠ざかっていました。泡をふく厄年の自分。なかなかのドタバタ劇でしたよ(笑)。
仕事以外に初めての経験がいくつも重なりましたが、全てが無事に終わってほっと一息ついているところです。

初めての経験その1です。昨日はころころ保育園の卒園式でした。在園児もその保護者も全員が卒園式に出席してどろんこになって遊びきったかぶとむし組さん(卒園児の年長組さん)の卒園を祝福しましょう!それが園長のまゆみさんの方針なのです。しかも卒園児の保護者は、何かしらの卒園表明のようなものを何らかのかたちで発表せねばならないのです。
二年後、正直なところどの程度自分も関わっていけるのか心配なところもありますが、昨日のかぶとさんの保護者の発表を見て彼らの底力のようなものをたっぷりと感じ取ることができ勇気をもらえたような気がしています。
夫婦1句ずつ園生活の思い出を俳句に表されて、その後はかぶとさんの保護者全員でのソーラン節の発表がありました。「皆さんどこにこんな力があったの???」という位迫力がありました。皆さんの息もぴったりと合っていたのできっと保護者の方同士の関係も良いのだろうなと思いました。
かぶとさんたちは、日ごろの園での取り組みを発表してくれて、日々の彼らの修行の成果がそのまま表れていました。とび箱6段の高さの竹馬にひょいっと乗って蟹歩きや速歩きをしながら全員の前を回ったり、鉄棒の連続回転20回(これは見ている方も目が回るほどの速さの子もいました!)など、それぞれの子どもたちが卒園式に向けて目標を決めてそれらに取り組むという流れになっていました。全く保育園のことを知らない人が初めてこの式を見たとしても目頭が熱くなるような思いの詰まった式でした。かぶとのみなさん、そして保育士さんたち、本当に今日までお疲れさまでした。

……そういえば、初めての経験のことを書こうとしていましたね。
そうそう、このお話には続きがあるんですよ。
あのですね、卒園式の後にお母ちゃん会というのがありまして、それにも参加してきたんです。これは、卒園するお母さんをねぎらう会のような趣旨で毎年在園のお母さん同士で企画して準備することになっています。今年は、我が子のクラス(かえる組)が担当でしたので「自分ができることは何か」いうテーマでできる限り関わらせてもらいました。当日の会場準備やそのお知らせなども含め与えられた時間はひと月ほどでした。
私は、集まりなどにはほとんど参加できないので、私にできることは何かということをクラスメートのあるお母さんが考えて提案して下さったのでした。この方はAutumn の生徒さんでもあるので私の普段の事情もよくわかっていらっしゃいます。彼女のおかげで無理なく当日の会のお世話をすることができました。
会の始まりと終わりに1編ずつ詩の朗読をする。これが、今回の私の役割でした。冒頭に朗読した詩は、一昨年の秋に書いたもの。卒園という節目の時にちょうど良い内容になっていると思います。

雨上がりのうた

~境界線~

嵐が過ぎ去り 街が静かになるひととき

夜が明け 朝が身支度をはじめるひととき

一幕の季節が幕を閉じ 次の一幕へと移り変わるひととき

変化を遂げる全てのものたちへ

敬意を表して

次なる時へと移る前に 一呼吸を共に感じていきたい”

それから会の終わりに朗読させていただいた詩、これは北海道の詩人、稲尾教彦さんの詩集『夕立と群青』からの1編でした。日常の暮らしの中に美しさが存在するということをこの詩集は教えてくれます。稲尾さんとのつながりに関してはまた別の時に書こうと思います。

私以外のお母さんたちは、7人でラインダンスを無事に披露されました。短い練習期間だったにもかかわらず一つの踊りがちゃんと出来上がっていて、しかも踊っているお母さんたちが楽しそうでそれが何よりでした。
みなさんが直前に最後の練習をされているとき、私はホールの隅の方でひとり摘みたての菜の花を小さなブーケにしてまとめていました。今回のお母ちゃん会の準備と発表を通して、それぞれに持ち場がちゃんと確保されているということがわかりました。その安心感のおかげで無理なく自分にできることは何かと前向きに活動に参加でき、それが何よりの収穫だったと思います。
みなさん、お疲れさまでした。

 

 

 

 

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