忙しい朝でも

今朝の洗顔はいつもとは明らかに違っていた。

洗面器から水を掬って顔に水気をぴったりとくっつけるような調子でゆっくりと洗う。水がとろりとしており顔の皮膚が緩んだ。目が覚めて意識がはっきりとしてきた。

朝の忙しい時間にも関わらず、娘を起こす前の短い時間はあっという間に過ぎていく。身支度を整えて朝ごはんの準備をしなければならない貴重な時間を使い果たしてしまう有り様なのである(笑)。こんな人物でも世間では母親とみなされるのだから愉快な限りである。
このような小さなことで時間をたっぷりと使い果たす呑気な母親を見つめながら台所の時計はあきれ気味に笑っているのである。

さて最近、週に1回のペースで神埼の仁比山神社への水汲みを再開した。駐車場から水汲み場まで階段を40段ほど上っていかなければならないけれど、山の水は体調を崩し気味の時はより繊細に身体中に沁みわたっていくようである。自然に抱かれた山水は良薬なのだと改めて思うこの頃だ。
水汲み場には竹筒が通してありそこから勢いよく水が流れている。空気はひんやりと澄んでおりこの場所に座っているだけでも心が落ち着く。

小さなことの積み重ねが日々の暮らしをより豊かにしていき、実はこんなことが健康でいる秘訣のひとつなのだと今朝の洗顔を通して学んだAutumn であった。

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