秋の夜長に

ようやく娘が寝てくれました。時計を見たら10時でした。

9時前に布団に入ったのだから、布団の中で1時間以上もふたりでおしゃべりしたり歌をうたったりしていたということになります。いつものことながら今夜も我が娘は寝るのに時間がかかりました。

寝かしつけの工夫のためにいろいろと試してみましたが、どうも彼女は寝るのに時間がかかる子のようです。疲れ果てていたりする時は早く眠りに落ちますが、そんなことは滅多にありません。“秋の夜長に”とよく言われますが、あきちゃんはまさにそのとおり。あきちゃんとの夜の時間は長いのです。早めに寝るというリズムを作ってあげるのは私、親の責任ですが、時間がかかってしまうことに気長に付き合うことも親の役割だなと思うのです。寝るのに時間がかかることが彼女の個性かなと思って見守っているところです。

布団の中であきちゃんがこれからの季節にぴったりのうたをうたってくれました。保育園で習ったふれあい遊びのうたのようです。

 

♪レモン汁

からだにいいのはレモン汁(両肩をやさしくなでる)

おはだにいいのはレモン汁(ほっぺをなでる)

ぎゅーっとしぼって(抱きしめる)

ぎゅーっとしぼって(抱きしめる)

ビ・タ・ミ・ン(4回手拍子する)

C(手でCの形を作る)♪

<おしまい>

“ぎゅーっとしぼって”のところで精一杯ママを抱きしめる我が子が愛おしいです。

おやすみ あきちゃん。

 

さて、今夜は1冊の絵本について紹介いたします。3歳の娘と私自身がとても気に入って読んでいる本です。

『モペットちゃんのおはなし』
ビアトリクス・ポター さく・え
いしいももこ やく
(福音館書店)

このお話は、ピーター・ラビットの絵本シリーズ、5作目の作品です。

あらすじは、と言いますとモペットちゃんという子ねこが戸棚の後ろに隠れているねずみに気づきます。飛びかかったり、他の方法を考えたりしながら何とかしてねずみをつかまえようとします。けれどもねずみの方も負けていません。ねずみもモペットちゃんをからかったりするのです。

結末は、ねずみの勝利。“ねずみは あなをすりぬけて、にげてしまったのです。そして、とだなのうえで おどりをおどっていました!”

ストーリーの展開が複雑ではありませんし、ページ毎の文章がとても易しく短いのです。その上、絵だけをめくっていっても話の展開がわかるようにもなっていると思います。シンプルに書いてある文章が絵と一致している。ここが本当にポターの魅力の一つだと思います。娘は、よく私が読んだ後にひとりで最初からページをめくって楽しんでいます。

3歳になって間もない我が子ですが、彼女の文学的な時間の扉は既に開かれているようです。

私たち親子が一番気に入っているところは、モペットちゃんがねずみをからかうために自分の頭をわざと小さなきれでしばってすわっているところです。このページに移るときはたいていいつも笑います。ねずみをからかっているはずのモペットちゃんですが、どこか滑稽で拍子抜けするおもしろさが絵に表れています。

他のピーター・ラビットシリーズの中には長い文章のものもあり、内容も難しいです。同じ年頃のお子さんをお持ちのお母さん・お父さんたち、『モペットちゃんのおはなし』から読んでみてください。猫好きの方にもおすすめしたい1冊です。

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