冬が来た

寒くなってきましたが、背振の保育園に娘を預けたあと、仁比山神社に寄ることが増えてきました。午前中のレッスンがないときは日課になりつつあります。
水汲みに行くのが目的なのですが、たとえ水を汲まなくてもなんだか寄らないと気持ちが落ち着かないのです。山王さん(仁比山神社の別名)に「ちょっと寄らんか」と手招きされているような気持になります。空気を吸いに行くだけでも気分転換になるのでそれを理由につい寄ってしまう場所。
数日前にいつものように水用のタンクを持ってお社の裏に行くと、お猿の石像さんたちが待ってくれていました。彼らの肩のところや足元にはたくさんの落ち葉が被さっていましたが、風が吹くとあっという間に地肌が見えてなんだか寒そうでした。誰もいなかったので、密かにまた葉っぱを被せてみました。こんなことをしている朝の時間は静けさに包まれています。

さて、神社の境内にはつい最近までカエデの赤や黄色の変化を楽しむことができましたが、この寒さで一気に散ってしまいました。最後に残っていたのはドウダンつつじ。水汲み場の手前に5本程が横一列に植わっています。これらの木々が一斉に紅く色づいている様は艶やかな着物姿の芸者さんが立っているようで本当に美しかった。

秋はいつの間にかどこか遠くに行ってしまい、冬の乾いた空気のなか裸になった木々たちが大地を踏みしめて立っています。

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