雨の季節に詩を

だから 私は

 

大地は潤っている

紫陽花が見事だ

蟻の行列はどこまで続いているのだろうか

ねえ お隣さんが来られているよ

 

あなたとの時間は 果てしなく広がるけれど ほんの一瞬なのさ

 

猫があくびをしたね

これから どこに出かけていくのだろうね

猫のあしあとを いつの間にか追っている

あなたも 私も

こんな時間が愛おしくて ことばを発することをつい 忘れてしまう

あなたは余韻を残して また いなくなる

 

ひとりになってしばらくすると ことばと戯れたくなる

あなたと見たもの 感じたものを もう一度思い出して

文字にする

今度は ちゃんと言葉にする

だから 私は

あなたに 手紙を書きたくなる

Top