詩を(初夏)

遠くを

雨上がりの路地
あじさいは遠くを見つめていた

これから膨らみはじめる我が身を愛おしく感じながらも
希望に満ちたこの瞬間に 少しの戸惑いが入り混じっていた

雲は流れていく
光と影

大地は照らされた

あじさいはこざっぱりとした表情で
ゆっくりと 瞬きをした

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